銀座高級クラブのホステスの給料は?

銀座高級クラブで働くホステス・キャストさんのお給料のオハナシ。
今だに銀座以外では意外と知られていない!?銀座クラブの給料システムについて、基本的な部分をまとめてみたいと思います。

銀座の高級クラブで働くホステスさんってどれくらい稼げるのか?
銀座でより多く稼ぐにはどうしたら良いのか?

「銀座」では街全体として常識と言えるものですが、例えば同じ高級クラブでも近隣「六本木」とも異なっており、銀座から一歩外に出てしまえば今だに意外と知られていません。
いつか銀座の高級クラブで働きたい!そんな方へ少しでもご参考になれば…と思います。

銀座高級クラブ ホステスの給料

まず、前提として今回説明するのは「銀座」の中でもクラブ・高級クラブと呼ばれるお店のシステムとなります。
ミニクラブやそれに近い小さ目なお店は全く別物、、当然ですが同じ銀座でもキャバクラや会員制ラウンジなどはそれぞれ全く異なる給料システムとなります。


日給

現在他エリアのキャバクラなどで働いている方でも、これは聞いたことある方が多いと思います。
銀座のクラブの世界では「時給」という言葉は使いませんし、給料に関して銀座ホステスさんは「時給」という観念そのものが基本はありません。
日給「にっきゅう」○円!という形となります。

現在の銀座高級クラブではおおよそ日給30000円~日給50000円
ですが、これは単なる相場でしかありません。
当然店舗よって違い(考え方や求める女性タイプ)がありますし、なにより「その女性にって日給は大きく変わってくる」といった感じとなります。

経験があってお客様をどれくらい呼べるのか?といったケース以外、つまり売上数字の見込みがない場合、
未経験・ヘルプはそのお店でのヘルプ価値観=「容姿」が重要視される…つまり相場はあまり関係なく、その女性によって日給は決まる。
多少の売り上げが見込まれる中間層の場合でも、見込まれる「売上」とそのお店での「ヘルプとして価値観」により「その女性により日給は大きく変わってくる」と言う事です。

逆に言うと、3万円~という日給を出す価値が無いと判断されてしまった場合には銀座の高級クラブでは採用されない場合が多い!とも言えます。

売上スライド

銀座クラブの世界には、他エリアのナイトワークでは当たり前のようにある、
「指名料・指名バック」
「同伴料・同伴バック」
(ドリンクバックなども)
は、基本ありません! (※一部例外あり)

あるとすると、月間の同伴回数が多ければ「同伴賞」的な感じで「賞金」としてもらえるお店がある程度。

そもそも、銀座の高級クラブの世界には「指名」「場内指名」という観念がほぼ有りません。銀座高級クラブのお客様は「指名して=指名料を払って」、お気に入りのホステスを呼ぶ…この感覚がない訳です。(システム的にもありません)

では、より稼ぐ為には?どうやったら給料が上げることができるのか?

銀座では「売上スライド」で給料を上げる!
純売上10万円ごとに、日給が2000円上がる
これが、銀座高級クラブの「街全体」としての基本的な考え方です。

日給が3万円の場合

純売上 日給
0 30000円
10万 32000円
20万 34000円
30万 36000円
40万 38000円
50万 40000円
60万 42000円
70万 44000円
80万 46000円
90万 48000円
100万 50000円

日給が4万円の場合

 

純売上 日給
0 40000円
10万 42000円
20万 44000円
30万 46000円
40万 48000円
50万 50000円
60万 52000円
70万 54000円
80万 56000円
90万 58000円
100万 60000円


銀座クラブの純売上とは

純売上(じゅんうりあげ)、
キャバクラやラウンジでいうところの「小計」と同じ…ではあるのですが、銀座の場合ちょっと違います。
一般的にこのナイト業界で「小計」と言うとお客様の支払金額より「税金」分のみ除いた金額を指す場合が多い思います。(別途、指名一本○円バックなどの場合には指名料分も除く!など)

キャバクラの小計はザックリ言えば、お客様の支払金額が合計は100万円ならば、小計はおよそ90万円。
この売上90万に対して「時給スライド」や「売上・小計バック」等のインセンティブが付くのが一般的だと思います。
ですが、
銀座の純売上(じゅんうりあげ)=純売(じゅんうり)は、
お客様の支払金額の合計100万円に対して、おおよそ50万円前後!多くても60万円弱程度となり、これが純売上=その女性の売上数字となります。

お客様支払金額 キャバクラの小計 銀座クラブの純売
合計100万円 売上約90万円 売上約50万円

支払金額に対してどれくらが自分の売上になるのか?これは店舗により、伝票の形式によって変わってきます。(伝票の上、下と言ったりもする)

約定

約定「やくてい」とは、
先に上げた「売上スライド」は、純売●円に到達してからですよ!その数字まではスライドはしませんよ!!
と、いったものです。

この約定のことを「打ち込み」=(うちこみ)と言ったりもします。

銀座クラブのホステスさん達はお店を移籍する際には、通常「日給」と「約定=打ち込み」、そしてそのお店の「伝票の形式」、さらに「係のダブリ」などの兼ね合いを考慮しながら給料交渉をします。


約定50万円の日給35000円
売上スライドは51万円スタートなるので、売上60万円で日給37000円となります。
これを50の35000円「ごじゅうの35000円」とか「ごじゅうのさんごう」とか、
打ち込み50(ごじゅう)の35000円(さんごう)!などと言ったりもします。

約定50・日給35000円

純売上 日給
50万 35000円
60万 37000円
70万 39000円
80万 42000円
90万 44000円
100万 46000円
110万 48000円
120万 50000円

約定40・日給45000円

 

純売上 日給
40万 45000円
50万 47000円
60万 49000円
70万 51000円
80万 53000円
90万 56000円
100万 58000円
110万 60000円


(株式投資などをされてる人は思わず約定=「やくじょう」と読んでしまうと思いますが、銀座では約定=「やくてい」です。)

逆スラ

では、
約定=打ち込み50万円・日給40000円で、もし売上(純売)が50万円に満たなかったら??
これは入店時にどのような交渉・契約をしたかによりますが、、
基本的には、この場合の「約定50万円」とは、その女性が日給4万円をもらう為の「売上ノルマ」的な考えとなるため、逆スライド=逆スラ「ぎゃくすら」という形で日給が下がってしまいます。
約定数字マイナス10万円につき、日給マイナス4000円。
つまり逆スラで下がる時は、上がる時の倍となる!と、いうことになります。

約定50・日給4万円

純売上 日給
30万 32000円
40万 36000円
50万 40000円
60万 42000円
70万 44000円
80万 46000円
90万 48000円
100万 50000円
120万 52000円

約定30・日給33000円

 

純売上 日給
10万 25000円
20万 29000円
30万 33000円
40万 35000円
50万 37000円
60万 39000円
70万 41000円
80万 43000円
90万 45000円


係制と指名の違い!

ここまでの売上数字=純売などに計上されるのは、当然「係」としての自分のお客様のみとなります。

ここからは直接的に給料の話しとは言えませんが…
私たちが日々の活動の中で、銀座の高級クラブで働きたい!銀座にチャレンジしたみたい!そんな女性達と面談でお話しをさせて頂いている時に、
間違った認識をされている女性がとても多い….と常日頃より感じている、銀座特有の「係制」についてです。

銀座の高級クラブは係制となります。
永久指名制と呼ばれるシステムです。(ちなみに銀座ではこの永久指名制という言葉はあまり使いません)

東京都全体で見ても、いえ全国的に見ても数だけで言えばキャバクラが圧倒的に多いですので、やはりキャバクラから銀座クラブへ!そんな女性も多々います。
そんな方は、
キャバクラの指名(場外指名)と、銀座高級クラブの「係制」の違い!
ここに注意が必要です。

キャバクラでは「連れ客フリー」という考え方(ルール)があり、既に指名で来店しているお客様の場合であっても、その「お連れ様」はフリー客として扱われます。
つまり、指名があるお客様に連れてこられたお連れ様は、違う女性キャストが自分のお客様にするチャンスがある!と言うことになります。

ここが、銀座の係制では違ってきます!(六本木のクラブも基本同様)

係制では、連れ客含む=枝客含む、その全てがその指名=係のお客様となり、連れ客はフリーではありません!
(クラブ・係制ですので同伴したりはもちろんOKですが)

他エリアのキャバクラでかなり頑張っていた貴女が銀座クラブへのチャレンジを考える時、
この点だけは最初から覚えておくべき基本だと思います。

銀座という街の高級クラブの世界!

ここまでの説明は、これから銀座クラブで働きたい!という女性向けの説明となり、
この銀座クラブのホステスの給与の話しは、突き詰めていくとかなり奥が深いです。

完全な売上者となればこの純売に対しての○%、「ママ」タイトルがつくと相場は○%!とか、
売上者の「契約」とその契約内容「日数」「期間」さらに最近はあまりない?と思われますが「売切契約」!とか、
さらにそこの仕入れはどっちが持つ?とか…etc。

これって、スゴくないですか??

例えば、
同じ高級クラブでもすぐお隣となる「六本木」では、このような街全体としての統一システム的なモノは存在しません。
似たような考え方はたしかにありますが、銀座でいうところの純売上(六本木のクラブではこの言葉自体あまり使いませんが、)がお客様が実際に支払った金額に対して何パーセントになるのか?あるクラブではそれが80%の場合もありますし、その隣のビルの某クラブでは60%だったりと、店舗ごとに大きく異なったります。

もっとも、最近は銀座高級クラブでも六本木のクラブと似たような、指名バック1本○円、同伴バック1本○円、という独自スタイルのシステムを採用するお店も増えては来ました。
ですが、今でも有名店・一流店と呼ばれるお店はこの「銀座の街の基本」が多いのも事実。

店舗ごとでの給料システムではなく!街全体として給料システムが存在する!
そして、それは大昔より伝統的に銀座高級クラブの世界に受け継がれている!

この辺りが、いかにも「銀座」らしい!ですね。

ちなみに、
六本木ではクラブもキャバクラも(もちろん会員制ラウンジも)、店舗ごとに給料に関するシステムは大きく異なる場合が多いです。
系列店でも微妙に給料システムが異なり、それがかなり複雑なのが近隣で同じような高級クラブが存在する街「六本木」の特徴の一つだったりします。

銀座高級クラブで働くなら

銀座クラブのホステスの給料システム、いかがだったでしょうか?

こんな独特な「街」でもある銀座クラブの世界!
銀座高級クラブで働きたい!そんな貴女の入店時の交渉には間違いなく私たちこそが役立ちます!

銀座クラブ・高級クラブに興味をお持ちの貴女はお気軽にご相談ください。

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